名古屋BEGビジネス英会話ジム
パーソナルトレーナー兼代表のNorikoです。
アメリカで働くと、言葉だけでなく仕事にまつわる全てが英語です。
私は事前に英語の勉強はして行きましたが、英語でのパソコン操作の練習は全くしていきませんでした。というか、完全に盲点でした。
よく、
「私は留学せずに日本で英語を完全にマスターした」という方がいます。
それは素晴らしいことだと思いますが、このような盲点は実際に現地に行かないと見えてこないでしょうね。
私は、アメリカではパソコン操作が全て英語、という当たり前のことをうっかり忘れていたのです。
今回は、私が実際にアメリカで英語で学んだ、パソコンスキルのお話です。
ワード (Word) が使えない！
ある日ボス（上司）に任された仕事は、社内用ニュースレターの編集でした。Wordでページを編集します。
インデントや余白を調節して、なるべくたくさんの記事をバランスよく載せなくてはいけません。
しかし当時の私は、ワード自体を使いこなせませんでした。
その頃の日本のオフィスでは、WordやExcelはまだまだ浸透しておらず、「一太郎」とか使ってました（分かる人いるかな？）
仕事が進まない私を見かねたボスが、隣に座ってマンツーマンでワードの指導をし始めました。
30㎝の物差しでバシバシ画面を叩きながら！
しかし、です。
私はWordの使い方自体が分からない。そして英語もまだまだ。それなのに説明は英語。Wordも英語。
要するに、私にはボスの説明がほとんど分かりませんでした（涙）
ボスはイラつくばかり。私はおろおろするばかり。その光景を見ていた同室の女性は苦笑い。
だんだん悲しくなってきました。
なんて私は使えない人間なんだろう、と。
英語も満足にできず、ワードを使って仕事もできない。悲しくて悲しくて、涙がポロポロ出てきました。
それでもボスは手加減してくれませんでしたけどね（笑）
家に帰って考えました。
今のままじゃダメだ。これからWordやExcelを使った仕事なんていくらでも出てくるはず。使えるようにならなきゃダメだ、と。
英語でパソコンスキルを身に付ける
そこで、地元のコミュニティカレッジのパソコンクラスに通うことを決めました。
ワード、エクセル、パワーポイントの使い方を教えてくれるクラス。もちろん仕事が終わった後の夜間にです。
「すでに申し込んだの。来週からクラスが始まるのよ」と同僚に話しました。
それを見ていたボスは笑っていました。
クラスはもちろん英語ですが、テキストもあったし、実際にワードを使いながらの「操作」の授業なので、ついていくことができました。
クラスがある日以外も、カレッジのパソコン室で自習しました。けっこう頑張りました。
もうオフィスで涙を流すことはしたくなかったですし。
その結果、ワード・エクセル・パワーポイントを使えるようになりました。もちろん英語で、です。
それ以降、仕事の幅が広がりました。
Wordだけでなく、ExcelやPower Pointの仕事も任せてもらえるようになったからです。
少しは使える人間になったかな、と嬉しかったのを覚えています。
と言うわけで、私のパソコンスキルはアメリカで鍛えられました。
なので、日本に帰ってきてワードやエクセルを使ったとき、逆に日本語に戸惑いました。アメリカで働く前はほとんど使っていなかったから。たとえば、Pasteは貼付け、とかUndoは元に戻す、とか。
ボスは優しかったけど、同時にとても厳しい人でした。でも私のことを本当によく考えていてくれました。
あの時のボスの厳しさがなければ、私は自主的にPCスキルを学ぼうなんて思わなかったでしょう。
今となっては懐かしい、私の苦いアメリカの職場の思い出です。
ボスとの思い出
その時の同僚女性のお話し。
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