こちらに興味を持っていただきありがとうございます。
名古屋BEGビジネス英会話ジム
パーソナルトレーナー兼代表のNorikoです。
ビジネス英語! ネイティブの先生なぜダメなの?
について解説します。
私が考える、ダメな理由は3つです。
1. あなた自身の現状を分かってもらいにくい
2. 日本語ではこう言う、英語ではこう言うが伝わらない
3. 日本の現状を理解してもらいにくい
心当たりのある方いませんか??
1. あなた自身の現状を分かってもらいにくい
ネイティブの先生は日本語ができないことが多いため、あなたの現状、仕事、そして将来的な目標、等までを分かってもらうのは難しい。
たとえ日本語が話せる先生だとしても、細かいニュアンスまではなかなか伝わりません💦
取引先企業の一つがアメリカ・ジョージア州にあり、毎日のようにメールやオンラインミーティングをしている生徒さん。
英語力は悪くない、というかデキます!
おそらく大手英会話スクールで体験レッスン受けたら
「ネイティブの先生のクラス」
を勧められるだろうなあという感じ。
仕事もデキる男性。30代半ば。
でもこの生徒さん、日本人講師の私とず〜っと一緒にレッスンしてます笑
もう3年目かな…
彼に理由を聞いてみたら、
社内の公用語が英語というわけではないため「日本語⇔英語」の思考が必須なんです、とのこと。
私たちがレッスンで実際にやっていることの一部です。
☝️現状の問題点と相手側の主張を理解する
☝️こちらが交渉したいことを英語でメールにする
☝️日本語のプレゼン資料を見ながらそれを英語でクライアントに説明する練習
英語だけじゃダメ
日本語だけでもダメ
こういうビジネスパーソンの方、多いのではないでしょうか。
ネイティブの先生が、日本で・日本語で展開されている「あなたの仕事の現状、問題点、そして将来的な目標」を的確に理解しサポートすることはなかなか難しいのが事実です。
それは、日本でもビジネス経験のある日本人講師だからこそできることなのだと思っています。
2. 日本語ではこう言う、英語ではこう言うが伝わらない
仕事において、
「今の状況や問題点の説明」や「条件の交渉」等が常にあるはずです。
それを、日本語→英語にしたいとき…
自分が伝えたい真意と英文のニュアンスが違っていたら?😱
取り返しのつかないことになるかも知れませんし、場合によっては相手に失礼に当たってしまうかも知れません。
例えば、
「コロナが収束したらビジネスを再開します」
と伝えたいとします。
If the influence of COVID19 subsided, we could restart the business action.
↑↑↑
実際に生徒さんが作った英文です。
少し解説します。
まずこれは仮定法の文なので、
「もしコロナの影響が収まっていたなら、ビジネス活動を再開できているのに」
となります。
文法としては間違ってません。
仮定法の「過去のことに対する反事実と現在の状況」を上手く使えている素晴らしい文です✨
しかし、この生徒さんが伝えたい真意は、
「コロナが収まったら、今中断しているビジネス再開します」
なのです。
でも…
英語でどう書いていいか分からない
自分の想いをなかなか英語に乗せられない
困ってしまい、仮定法なんて難しい英文を作ってしまう…😫
私のアドバイスは、
Once COVID 19 is converged, we’ll resume business.
コロナが収束したらビジネスを再開します。
converge: 収束する
resume: (中断した後に)再び始める
resume の方が restart よりも適切な単語と判断しました。
仮定法は必要ありません。
コロナ収束後ビジネスを再開するのは当然の彼の意思であり、仮定ではありません。
仮定法にしてしまうと、
「もし~だったらなあ」というニュアンスを醸し出してしまいます。
文法的に間違いはないけどニュアンスが違います😖
日本人はニュアンスを英語に乗せるのが苦手です💦
どうしたら正確かつ簡潔に、真意を英語に乗せられるのか?
それはやはり、自分のことをしっかり理解してくれる英語の先生に教わること。
そしてそれはネイティブの先生より日本人の先生だと思うのです。
3. 日本の現状を理解してもらいにくい
私の実体験です。
とある生徒さんと外国人の先生のレッスン後の会話に加わっていたときのこと。
その生徒さんが、
「夜はつき合いの飲み会が多くて遅くなってしまい、睡眠時間が短くなって身体が辛い」
みたいなことを話しました。
50代の男性会社員、外資系企業の部長クラスの方です。
そうしたらその外国人の先生(若い)が答えました。
「なぜそんな自分がしんどくなる飲み会に行くのか?辛いんでしょう?行かなければいいではないか。本当にそういう日本の習慣が理解できない」
と。
※コロナ前です
いや~そうですよね!そう言いたくなる外国人の気持ち分かりますよ笑
でもね、日本のサラリーマン、会社勤め、まして上の立場の人であれば、行きたくなくても行かなければいけないときってあるんですよね。
最近はコロナの影響もあって変わってきてるんでしょうか。
こんなこともありました。
日本企業は何かにつけて「理由」を求めます。
例えば、昨今の物価の値上がりに伴ってあなたの会社が海外から仕入れているモノの価格が上がるとします。
現場にいるあなたはその事情がよく分かります。
しかし上の人間は簡単に「そうですか」とは納得しません。
「なぜ上がるのか?その理由は?状況が収まったら下がるのか?値上がり率を交渉しろ」
と言ってくるはずです。
これは日本企業独特のようです。
欧米企業ではあまりないことのため(あるけどそこまでねちっこくない笑)、外国人がなぜそこまで日本人が価格交渉や理由にこだわるのかが理解できないようです。
私は分かりますよ…(交渉する立場であったこともありますし💦)
いかがでしょうか?
こんな交渉を海外取引先としなければいけないとき、日本的な事情が分からないネイティブの先生にお願いしたいと思いますか?
世界で通じる英語を話せるようになる
以上が、私が考える
ビジネスで使う英語を学ぶ際は、ネイティブ先生より日本人の先生を選んだ方がいいと思う3つの理由です。
もちろんネイティブの先生にはネイティブの先生の良さがあります。
自然な会話やフレーズを使いこなしたり、より流暢な英語を学ぶためにはネイティブの先生の力が必要です。
でもそうではない。
あくまで仕事のために英語を学ぶんだ。
というのであれば、日本人の先生一択です!
この世界で英語を話す人はたくさんいますが、ネイティブな人は非ネイティブの人より断然少ないのです。
ネイティブな英語を求めるより、世界で通じる英語を求めた方が、ビジネスには有利なはずです。
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