アメリカ体験記

アメリカ体験記:アフガニスタン人の友達と抱き合って泣いたこと

NY 911

名古屋BEGビジネス英会話ジム
パーソナルトレーナーの田波典子です。

今から約20年前、正確に言うと2001年になったばかりの2月に、私は転職して日本からアメリカはアリゾナ州フェニックスに渡りました。

2001年はアメリカで重大なことが起こった年なのですが、覚えていますか?
まだ生まれていなかった人もいるでしょうね。

2001年にアメリカで起こったこと、

それはニューヨークでの同時多発テロです。

9月11日だったので、アメリカでは911(ナインワンワン)と呼ばれています。

ちょうど私がアメリカに住んで半年後のことでした。

「命を懸けて信仰している」

まだまだ英語が不安だったので、仕事帰りに地元のコミュニティカレッジで夜間ESL(English of Second Language:第二外国語としての英語)クラスに通っていました。

英語が第二外国語の人、つまり私のような外国人のための英語クラスです。
さすがアメリカ。片田舎のフェニックスといえど、いろんな国の人がいました。

その中でも特に印象に残ることになってしまったのが、アフガニスタン人女性のクラスメイト。

彼女は、日本人以外の外国人同様、読み書きはともかく話すのはとても上手でした。
鮮明に覚えているのが「私の大切なもの」という課題でスピーチをしたときのこと。

彼女は「私の一番大切なものは宗教です」と言い切りました。

彼女は、

どれだけ自分がイスラム教を深く信仰しているか、

イスラム教の教えの素晴らしさ、

神を信じることの尊さを語りました。

そして、

「私は命を懸けてイスラム教を信仰している」と。

衝撃でした。

私は特定の宗教に思い入れはありません。

なので、こんなに宗教に強い思いを抱いている人に会ったことがありませんでした。

イスラム教徒の人たちが、毎日決まった時間にお祈りをするのは知っていましたし、その光景をテレビで見たこともありました。

ああ、敬虔な人たちなんだなとは思っていました。

でも実際にそんな人が目の前に現れると、私は何も分かってなかった、と悟りました。

テレビで見るのと、実際に目の前に存在することは全く違いました。

アフガニスタン人の友達ができた!


彼女とは仲良くなりました。

彼女は日本に興味を持ってくれたし、私は彼女の敬虔な姿勢にとても興味を持ったからです。

そんなとき、911は起こりました。

アメリカでは、911はアフガニスタンに潜伏しているイスラム原理主義のタリバンが起こしたことだ、と報道されていました。

そのためアメリカ国内では、イスラム教の人たちが差別されたりしました。

テレビでは連日、アフガニスタン、アフガニスタンと連呼され、まるでアフガニスタンが国を挙げてテロを起こしたかのような…。

私は彼女に次の授業で会うのが怖くなりました。

なんと言って声を掛けたらいいのか分からなかったんです。

「イスラム教徒はみんなテロリストだ!」と言われてる様な中で、そのイスラム教を命を懸けて信仰している彼女になんと言ったらいいのか?

そして、彼女に会った日。

私は彼女になんと言ったと思いますか?

答えは、

「何も言えなかった」です。

テロは誰も幸せにはしない

顔を合わせた瞬間、涙が溢れてきて泣いてしまいました。
彼女も同じでした。私の顔を見た途端、泣き出しました。

二人で大学の構内で、抱き合って泣きました。

彼女は何を思ったのか。
今となっては分かりません。
おそらく辛かったでしょう。
それを表現する言葉が見つからないくらいに。

あれから約20年、彼女は今でもアリゾナ州に住んでいるのか。

今日、ふと彼女のことを思い出したので、ここに書いてみました。

私のアメリカでの大切な思い出の一つです。

 

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ABOUT ME
Noriko Tanami
名古屋BEGビジネス英会話ジム、代表兼パーソナルトレーナー。心理カウンセラー。 高校で挫折した英語を社会人でやり直し、アメリカはアリゾナ州フェニックスの企業へぶっ飛んだ行動派。帰国後は名古屋で海外営業、貿易業務、海外人材教育などに携わった後に英会話講師へ。リアルな現場で通じる英語を教える講師としてビジネスパーソンから就活中の大学生まで広く支持を集める。 アメリカ大好きすぎて北米大陸を3ヶ月かけて横断したこともアリ。若かった…。