TOEICを受けないといけないけど勉強する時間がそんなに取れない!
という英語初心者のビジネスパーソンの方に向けて、時間節約のための「TOEICやってはいけない勉強法」をまとめました。
今回はリーディング編(Part 5-7)です。
はじめまして。名古屋BEGビジネス英会話ジム代表のNorikoです。
毎日仕事が忙しくてそんなに勉強時間は取れないし、まして英語は初心者レベル。一体どうやってTOEICの勉強をすればスコアが上がるんだろう?とお悩みのビジネスパーソンの方が、間違った勉強法に進むことなくTOEICスコアアップの最短距離を取れるようになっています。
もしこれからTOEICの勉強を始めるのであれば、仕事の合間に、そして何かテキストを購入する前にぜひご一読ください。
英語初心者がやってはいけないこと3つ
TOEICとは?
ビジネスパーソンと関係が深いTOEIC。一度は聞いたことがある人は多いでしょう。受けたことがある人もいるかと思います。
TOEICとは?
簡単に説明すると、英語でビジネスするための必要な英語力があるかどうか?を測るテストのこと。
一般的に日本でTOEICと言えば、Listening & Reading(リスニングとリーディング)ですが実は Speaking & Writing(スピーキングとライティング)のテストも存在します。
今回の「やってはいけない」勉強法は、Listening & Reading のリーディングです。
①手当たり次第にテキストを買わない!
会社で受けろと言われた、転職で有利と聞いた、とTOEICを受けることを決めたあなた。
まず一番やってしまいがちな間違いは「なんかTOEICのテキストでも買ってみるか」ということ。
これ、ダメです。
ダメというか、いやいいんですけど効率が悪いです。
毎日そんなに時間が取れないのですから、効率よくスコアアップを目指すにはやらない方がいいです。
TOEICのテキストはそれはもうたくさんあって選ぶのに迷います。でも迷ってはいけません。最初に選ぶべきは『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 』一択です!
当たり前ですが、どのテキストよりも一番本番に近いですし次のテストに「出る」可能性も一番高いのです。
まずはこれをやらずして、他のテキストに手を出してはいけません!
まずは最新の公式問題集を購入して、1回本番通りに一通り「模擬試験」やってみましょう。話はそれからです!
※2021年9月現在『公式TOEIC Listening & Reading 問題集 7』が最新です。
②TOEICの問題が難しすぎて理解できないけどそのまま進む
スコア900点以上を目指す人から、200点レベルの人まで同じ問題をやるのがTOEIC。
なので初心者の人には公式問題集はレベルが高い!と感じるかも知れません。
一度公式問題集の模擬試験をやったあなたは、TOEICのレベルが自分には高いか?低いか?まあまあか?が分かっているはず。
低いかまあまあ、と感じた人はTOEICの対策を始めればよいのですが問題は、
TOEICは自分にはかなりレベルが高い!
と感じた方。
英語初心者の方は皆さんそうなので安心してください。ここからスコアを伸ばすことは可能です。実際に伸ばしてきた方、たくさん見てきました。
その「実際に伸ばしてきた方」が皆さんやったのは、中学英語のやり直しです。
TOEICの勉強の前の基礎力を付けることからスタートです。
今のあなたがTOEICのテキストを買って勉強をしても、何を言ってるの?と解説を読んでも理解できないはずです。
そんな状態でTOEICの勉強を続けても効率が悪いだけ。時間がもったいないので、まずは中学英語に戻って、基礎をやり直すこと。急がば回れ、です。
③英語の基礎文法をおろそかにしない
中学基礎文法をおろそかにしては絶対にダメです。
英語の基礎力は、リーディング(Part5-7)だけでなく、なんとリスニング(Part1-4)にも関係しています。
え?リスニングにも??
少し話が逸れますが、リスニングのスコアアップのためにはリスニング力を付けるのはもちろん、文法力を付けることも欠かせません。
なぜなら、聴こえなかった部分を「文法」で補うことができるのです。
たとえば
I gone to the movie….
と聞こえたけど、gone は go の過去分詞形だから、I gone というのはあり得ないよね。だから I have gone… なんだろうな。
つまり、I have gone… が I’ve gone… と短縮形で発音されたけど、私には ‘ve の部分が聴こえなかったんだ!
と考えられるようになるわけです。
リスニングにも文法力が大事です。決しておろそかにしてはダメです。
パート別、TOEIC初心者がスコアを上げるための勉強法
パート別に見ていきます。
注意:中学英語のやり直しを終わった後、が前提です
Part 5~文法
最初にも書きましたが、まず購入すべきは最新版の『TOEIC公式問題集』です。
文法が弱いから「TOEICに出る文法」のテキスト、単語を知らないから「TOEICに出る単語」のテキスト…ではキリがありません。
ではなく、公式問題集を1冊購入してその内容を完璧に分かるまでやり込むことです。
それでもまだ足りないと感じるのであれば、追加でPart5対策のテキストを買いましょう。もちろんよりスコアアップが目指せます。
でも、欲張って最初からあれこれテキストをやろうとしても、忙しいビジネスパーソンはなかなか時間も取れませんし、逆にそのテキストに書いてあることがプレッシャーになってしまいかねません。
「あれも出そう、これも出そう…」とあちこちに意識が飛んでしまいます。
それよりも、公式問題集を1冊じっくりやり込んで、そこに出てきた単語や文法を全て理解して覚える方が、実は高スコア取れます。
アプリも同じ。
あのアプリもこのアプリも…と手を出していると、集中できませんので何か一つに絞った方が絶対にいいです。
Part 6~長文穴埋め
基本的にはPart5と同じです。まずは公式問題集をやり込むこと。
Part6は語彙力の問題が必ず出てくるので、公式問題集に出てきた単語は全て覚えてください。
それでもモノ足りなければ、Part6に特化した問題集を買うのもいいと思います。
ちなみにPart6は「本文を最初から読まない。まず問題と選択肢を読んでから必要な個所だけ読む」とテキストによっては指南されていますが、私はそうは思いません。
Part6の長文は Part7ほど長くはありません。本文を最初から読んだ方が意味も理解しやすく正解もしやすいと思います。
Part6も文法力が必要な問題が出てきます。
中学英語のやり直しが終わっていれば間違えたとしても解説を読めば理解できるはずです。なので、答え合わせをして終わり、ではなく本文はもちろん解説を理解できるまでよく読むのも重要です。
Part7~長文読解
基本的には Part5、6と同じです。まずは公式問題集をやりましょう。
1回やって答え合わせをして、解説を読んだら「分かった!」と思っても…単語や熟語の意味や文章の解釈は時間が経てば忘れてしまいます。
なのでPart7は、同じ長文を少なくとも3回は読むことです。
単語や文法に詰まることなく、スラスラ読めるようになるまで読み込んでみてください。
それでもまだモノ足りないと感じるのであれば、Part7専門のテキストを追加してもいいですね。
ただ、準備期間にもよりますが、1冊の公式問題集に出ているすべての長文読解問題をスラスラ読めるようになるまでには、かなり時間がかかるはずです。
焦らず、まずは公式問題集を1冊完璧にすることを目指してください。
実際にTOEICを受験してみて
先日久しぶりにTOEICを受験してきました。
感想は、かなり緊張した!です。前に受けたときこんなに緊張したかな…?
自宅で模擬テストを2度やりましたが、2度とも時間が数分余りました。しかし本番ではギリギリでしたよ💦緊張すると普段は普通に読めるものでも詰まってしまいますね。
また、Part5はスラスラと解けるようになっておくと気分が良いです笑
分からないものは(目指すスコアにもよりますが)飛ばすくらいでもいいかも知れません。長丁場のリーディングに勢いが付きます。
緊張でスコアに影響が出てしまうタイプの方は、受験回数を増やすといいです。
テスト慣れ・場慣れは大事ですし、「また次があるからいいか」というくらいの気楽さで受けることができるので心理的にラクになれます!
TOEICのスコアを持っていても英語は話せない?という問題
TOEICは今の日本社会において、英語能力を測る指標として一番採用されている英語テストです。
また、最終的には英語を話せるようになりたいという英語初心者のビジネスパーソンの方が、英語基礎力をつけるためにTOEICを受けるパターンもあります。
TOEICで高得点でも話せない、という方もいると言われていますがそれは、TOEICのスコアの先に英語を話すための練習や勉強をしないからです。
TOEICでそれなりのスコア(目安として550-650点程度)があれば、話すための基礎力は付いています。なのでその後に話せるようになればいいのです。
つまり「TOEICのスコアを持ってても話せない」人は、TOEICの勉強はしたけど英語を話す勉強はしていない人、ということです。
TOEICのスコアを上げても英語は話せるようにならない、と言ってしまうのは少し違うと思います。
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