名古屋BEGビジネス英会話ジム
パーソナルトレーナー兼代表のNorikoです。
アメリカでの生活に必要な英語力
海外駐在が決まった、または旦那様の海外駐在に帯同する等でアメリカで暮らすご予定の方。
うらやましいです!
私はかつてアメリカのアリゾナ州で暮らしていました。
一言で表すなら「とても楽しかった」アメリカ生活でした。なのでチャンスがあるのなら、またアメリカで暮らしたいです。
ただアメリカで楽しく暮らすのなら、ある程度の英語力は必要でしょう。
アメリカで生活するためにはどんな英語の勉強をしておけばいい?
どの程度の英語力が必要?
どれくらい理解できればアメリカで不自由なく暮らしていける?
などなど…。
私自身の経験談、失敗談などを交えてご紹介します。
アメリカ生活に役に立つリスニング勉強法
日本で英語の勉強をしていたとき、リスニングは「漠然と」しかやっていませんでした。
なのでアメリカに引越してからリスニングにはとても苦労しました。
今の私が考える「アメリカで役に立つリスニング勉強法」は、目的意識を持って英語のリスニングをすることです。
今から考えれば、もっと目的意識を持ってリスニングをやればよかった…と後悔しています。
でもその時代(20数年前)に、そんなことを教えてくれる人は私の周りにはいませんでした。
やり方は、リスニングの前に「これはなんの話で、スピーカーは何を伝えたくて、結論はなんだろうか?」を考えて、その答えを探しながらリスニングをすることです。
ニュースを聴くのであれば「何についてのニュースで、最後はどう締められているか?」を考えて探しながら聴きます。
つまり誰かに「それは何について話していたの?」と聞かれたら答えられる準備をするイメージです。
なので難しすぎるリスニング教材はダメです。
何を言っているかまったく分からないものではなく、単語やフレーズがところどころ聴き取れる、けど全体的には少し難しい…レベルのモノを選びましょう。
また長すぎるモノも最初は避けた方が無難です。
いきなり5分間英語を集中して聴き続けることはできません。1分程度をまずは集中して聴けるようになることです。
私はいつもリスニングをするとき、ただ漠然と話されていることを聴くだけでした。
もちろん聴き取れなかったのですが、それについて深く考えていませんでした。
もっとスピーカーの想いや伝えたいことを読み取るようなリスニングの勉強をすればよかった…、とアメリカに行ってから気が付きました。
まあ、どんな勉強をして行ってもアメリカ生活の最初はリスニングに苦労すると思います。
それくらい普通のアメリカ人が話す英語はスピードが速い!
そしてスラングだらけで何を言っているのか分かりません!
ただ、日本でどんな勉強をしたかによって、その後の苦労の期間が短くなったり長くなったりするので、より「苦労の期間が少なくなる」勉強を積み重ねておくといいです。
それには、このリスニング勉強法がおススメです!
アメリカ生活に役に立つスピーキング勉強法
スピーキングはリスニングの次に取り組みたい英語の勉強です。
まず聴く、そうしたら次は話すです。
私の経験からですが、リスニング力とスピーキング力はあまりリンクしていません。
つまり、聴けるからと言って話せるわけではない。
逆もしかりで、話せるからと言って聴けるわけではないのです。
スピーキング力の向上に必須の勉強法がシャドーイングです。
これも私は日本で全くしていませんでした。こんな勉強法があるとは知らなかったんです…。
シャドーイングは本当に強力な勉強法で、英語のリズムをつかむ練習、発音の練習、英語のスピード感に慣れる練習、フレーズを身体に染み込ませる練習、そして英語を口から出す練習になります。
もし細かいところが聴き取れないようであれば、同時にディクテーションもおススメです。
※ディクテーション:聴き取った音声をそのまま書き取ること
一般的にディクテーションはリスニングに効果があると言われていますが(もちろんありますが)私はスピーキングにも効果が高いと感じています。
私はシャドーイングもディクテーションもやらずにアメリカに行きました。
それでも何とかなったのですから、やっておけば心強いこと間違いなしです!
アメリカのどこに住むかにもよりますが、アメリカ人と言ってもいろんな人がいて、外国人と分かるとゆっくり話してくれる人もいれば、かまわずまくしたてる人もいます。
相手が何を言っているか分からないとき、”I didn’t understand. Could you say that again?” ととっさに言えるくらいのスピーキング力はつけておくことをおススメします。
アメリカ生活に役に立つリーディング勉強法
私の英文リーディングは、大学受験の英語で止まっていました。
しかも高校時代は英語が大嫌いだったので、ほぼ中学レベルの英語しか読めません。
でも、リーディングは瞬発力がいらないので嫌いじゃない、と言う日本人は多いです。
分からない単語は辞書で調べればいいですもんね。
ただし、アメリカで読む英文は日本の受験英語の英文とは全く違う、と言うのが私の印象です。
使われている単語は難しくない、とある文章。単語の意味は全て分かる、なのに英文の意味が分からない!なんて不可解なことがよくありました。
それは、英語独特の言い回しに慣れていないからです。
もしあなたが、TOEICなどの資格試験のためでなくアメリカで生活するためのリーディング力をつけたいと思うのであれば、難しい単語を覚えるのではなく、英語で簡単な本を読むことをおススメします。
アメリカの子供向けの本などがいいです。子供向けでも難易度が高いものもあります。易しいものから始めましょう。
アメリカ生活に、論文を読んだり難しい本を読んだりする機会はそうないでしょう。
それよりも例えば、運転免許を取るための筆記試験だとか、銀行口座を作るときの申込書だとか、生活に身近な英語を読むことの方が多いはず。
その際必要なのは小難しい単語より、英文になれていることだと思います。
私はアメリカで暮らし始めて、夜間の大学でリーディングのクラスを受けてからこのことに気が付きました。もっと早く気が付いていたかった…と思ったのを覚えています。
家族全員が快適なアメリカ生活を送るということ
旦那様の海外赴任に帯同される奥様の中には、旦那様は英語ができるけど奥様はできない、と言う方がいらっしゃいます。
旦那様は自分が英語ができるからいいじゃないか、と思っているかも知れませんが、異国で知り合いもおらず、言葉が通じないストレスは半端ありません。
私も最初はストレスを感じていました。ホームシックにもなりました。ボスの部屋で声を上げて泣いたこともありました。
徐々に英語ができるようになってアメリカ生活が楽しくなりましたが、もし英語ができないままだったら、きっとアメリカ生活は地獄だったでしょう。
ご家族や奥様をそのような状況にさせてはいけないと思います。
アメリカでのお仕事の成功のカギはご家族、特に奥様が大きな要因を担っているはずです。
ご家族、奥様にもアメリカ生活を楽しんでもらうことが、家族全員の幸せにつながることでしょう。
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