ラジオ英会話 2022年12月号~各放送回のまとめ

【ラジオ英会話】Lesson 172 限定詞②:the は「ひとつに決まる」 – December 13 Tuesday, 2022

December 13 Tuesday, 2022
Lesson 172 限定詞②:the は「ひとつに決まる」

Words & Phrases

**bother ~:
**for a second:
Mom, can I bother you for a second?

**guess:
**while:
**raccoon:
You’ll never guess what I saw today while running. A raccoon!

**sighting:
I heard that there have been more sightings recently.

**be hit by a car:
And the raccoon was almost hit by a car.

**luckily:
**just in time:
Luckily, the driver was able to stop just in time.

**poor:
**hurt:
That’s good news the poor raccoon wasn’t hurt.

About this sentence

O: Hey, Chris. What kind of impression do you get from this construction?

C: Well, we have a strong impression is expressed first, followed by a clear explanation with nothing in the middle, the end result is a very strong impact as a statement.

 

Grammar & Vocabulary

It‘s cold.

it は「受ける」動詞
「それ」と訳されることの多い it だが、この日本語訳では it の表現力を身につけるのは難しい。この文は「それは寒いです」ではない。

it は「受ける」動詞。前の文脈で出てきた事物はもちろん、周りの状況を漠然と受けることのできる単語。

この文で話し手は、周囲の状況を体で「受け」ながら「寒いですね」と述べている。

従来「天候・距離・時間の it」とされてきた使い方は全てこれ。状況を受けているだけの it ということ。

 

Luckily, the driver was able to stop just in time.

話し手の評価
Luckilyは「幸運なことに」で、話し手の文内容に対する評価を述べている。

こうした表現は文頭が定位置。その理由は、英語には「説明ルール:説明は後ろに置く」があるため。後続の内容を「幸運な内容なのですよ」とあらかじめ指定する。なので文頭が定位置となる。

 

Key Sentence & Feel English

And the raccoon was almost hit by a car. Luckily, the driver was able to stop just in time.

限定詞 the のイメージは「一つに決まる」

the は、話し手にとっても聞き手にとっても「ああ、あのことか」と一つに決まることを意味する限定詞。

この文で the raccoon となっているのは、それまでの会話に a raccoon が登場しているため。話し手にとっても聞き手にとっても「その1匹に決まる」ため the が使われている。

さらに almost hit by a car と「車」が登場していることにも注意。次の文で the driver となっているのは、車の運転手が「一人に決まる」ため。

会話の流れの中で「一つに決まる」ことが the の最も基本的な使い方。

 

the の一つに決まるイメージ

I talked to a businessperson during my flight to London. The guy was so kind.

→ a ~ で会話に人・モノを登場させ、the ~ で話を展開させている。つまり「会話の流れの中で一つに決まる」

Can you close the door?

→「その場の状況から一つに決まる」使い方。「ドア」と言えば、話し手にとっても聞き手にとっても「一つに決まる」状況で the が使われている。

Look at the penguins over there. 

the United States of America

the Yamadas

→「the + 複数名詞」は一つに決まるようなグループ、つまり特定のグループ全体を表す。

the penguins は「ペンギン全体」

the United States of America は「複数の週からなるグループ全体」

the Yamadas のように「the + 姓-s」は、その姓を持ったグループ全体。

 

Expression in Action

①ジョンがカウンセラーを薦めてくれました。その女性はとても助けになりました。

②大きな犬が私を追いかけ始めました。幸運なことに、その飼い主はギリギリそれを制止しました。
**chase:
**just in time:

③食べる前に電子レンジでラザニアを温めてね。
**lasagna:
**microwave:


December 13 Tuesday, 2022
Lesson 172 限定詞②:the は「ひとつに決まる」
(日本語訳・解説付き)

Words & Phrases

**bother ~: ~に面倒をかける、~の邪魔をする
**for a second: 少しの間、一瞬

Mom, can I bother you for a second?
お母さん、少しの間私はあなたに面倒をかけることができますか?=お母さん、ちょっといい?

※ Can I bother you for a second? という文全体で「ちょっといいですか?」相手に話を求めるときに使います。そのまま覚えたいですね!

 

**guess: 推測する
**while: ~の間
**raccoon: アライグマ

You’ll never guess what I saw today while running. A raccoon!
今日私がランニングをしているときに何を見たのか、あなたは決して推測できないでしょう。アライグマです!

※ You’ll never guess ~ は、「あなたは決して見当を付けることができないでしょう」ですが、何か面白い話をしようとするときの決まり文句です。

※ while は「~をしている間」ですが、この文では saw と running が同時に起こっているという「同時性」が感じられる接続詞です

 

**sighting: 目撃
I heard that there have been more sightings recently.
最近目撃されることが増えてきたと聞きました。

 

**be hit by a car: 車にひかれる
And the raccoon was almost hit by a car.
そして、アライグマは車にひかれそうになれました。

 

**luckily: 幸運にも
**just in time: ギリギリの時間に
Luckily, the driver was able to stop just in time.
幸いなことに、運転手はギリギリで止まることができました。

 

**poor: かわいそうな
**hurt: (〜を)傷つける

That’s good news the poor raccoon wasn’t hurt.
そのかわいそうなアライグマが無事でよかったです。

※ 私たちの一般的な文法知識では、It ~ that … になる形です。→ It’s good news that the poor raccoon wasn’t hurt. ですが、ここでは that が使われています。

About this sentence

O: Hey, Chris. What kind of impression do you get from this construction?

C: Well, we have a strong impression is expressed first, followed by a clear explanation with nothing in the middle, the end result is a very strong impact as a statement.

 

Grammar & Vocabulary

It‘s cold.
寒いです。

it は「受ける」動詞
「それ」と訳されることの多い it だが、この日本語訳では it の表現力を身につけるのは難しい。この文は「それは寒いです」ではない。

it は「受ける」動詞。前の文脈で出てきた事物はもちろん、周りの状況を漠然と受けることのできる単語。

この文で話し手は、周囲の状況を体で「受け」ながら「寒いですね」と述べている。

従来「天候・距離・時間の it」とされてきた使い方は全てこれ。状況を受けているだけの it ということ。

 

Luckily, the driver was able to stop just in time.
幸いなことに、運転手はギリギリで止まることができました。

話し手の評価
Luckilyは「幸運なことに」で、話し手の文内容に対する評価を述べている。

こうした表現は文頭が定位置。その理由は、英語には「説明ルール:説明は後ろに置く」があるため。後続の内容を「幸運な内容なのですよ」とあらかじめ指定する。なので文頭が定位置となる。

 

Key Sentence & Feel English

And the raccoon was almost hit by a car. Luckily, the driver was able to stop just in time.
そして、アライグマは車にひかれそうになれました。幸いなことに、運転手はギリギリで止まることができました。

限定詞 the のイメージは「一つに決まる」

the は、話し手にとっても聞き手にとっても「ああ、あのことか」と一つに決まることを意味する限定詞。

この文で the raccoon となっているのは、それまでの会話に a raccoon が登場しているため。話し手にとっても聞き手にとっても「その1匹に決まる」ため the が使われている。

さらに almost hit by a car と「車」が登場していることにも注意。次の文で the driver となっているのは、車の運転手が「一人に決まる」ため。

会話の流れの中で「一つに決まる」ことが the の最も基本的な使い方。

 

the の一つに決まるイメージ

I talked to a businessperson during my flight to London. The guy was so kind.
ロンドン行きの便でビジネスパーソンと話をしました。その人はとっても親切でした。

→ a ~ で会話に人・モノを登場させ、the ~ で話を展開させている。つまり「会話の流れの中で一つに決まる」

 

Can you close the door?
そのドアを閉めてくれますか?

→「その場の状況から一つに決まる」使い方。「ドア」と言えば、話し手にとっても聞き手にとっても「一つに決まる」状況で the が使われている。

 

Look at the penguins over there.
あそこのペンギンを見てごらん。

the United States of America
アメリカ合衆国

the Yamadas
ヤマダさん一家

→「the + 複数名詞」は一つに決まるようなグループ、つまり特定のグループ全体を表す。

the penguins は「ペンギン全体」

the United States of America は「複数の週からなるグループ全体」

the Yamadas のように「the + 姓-s」は、その姓を持ったグループ全体。

 

Expression in Action

①ジョンがカウンセラーを薦めてくれました。その女性はとても助けになりました。
John recommended a counselor. The lady was really helpful.

②大きな犬が私を追いかけ始めました。幸運なことに、その飼い主はギリギリそれを制止しました。
A huge dog started chasing me. Luckily, the owner stopped it just in time.

**chase: 追いかける、追う
**just in time: ギリギリの時間に

 

③食べる前に電子レンジでラザニアを温めてね。
Heat up the lasagna in the microwave before you eat it.

**lasagna: ラザニア
**microwave: 電子レンジ


December 13 Tuesday, 2022
Lesson 172 限定詞②:the は「ひとつに決まる」
(日本語→英語バージョン)

Words & Phrases

**~に面倒をかける、~の邪魔をする:
**少しの間、一瞬:

お母さん、少しの間私はあなたに面倒をかけることができますか?=お母さん、ちょっといい?

※ 文全体で「ちょっといいですか?」相手に話を求めるときに使います。そのまま覚えたいですね!

 

**推測する:
**~の間:
**アライグマ:

今日私がランニングをしているときに何を見たのか、あなたは決して推測できないでしょう。アライグマです!

**目撃:
最近目撃されることが増えてきたと聞きました。

**車にひかれる:
そして、アライグマは車にひかれそうになれました。

**幸運にも:
**ギリギリの時間に:
幸いなことに、運転手はギリギリで止まることができました。

**かわいそうな:
**(〜を)傷つける:
そのかわいそうなアライグマが無事でよかったです。

※ 私たちの一般的な文法知識では、It ~ that … になる形です。→ It’s good news that the poor raccoon wasn’t hurt. ですが、ここでは that が使われています。

 

the の一つに決まるイメージ

ロンドン行きの便でビジネスパーソンと話をしました。その人はとっても親切でした。

→ a ~ で会話に人・モノを登場させ、the ~ で話を展開させている。つまり「会話の流れの中で一つに決まる」

 

そのドアを閉めてくれますか?

→「その場の状況から一つに決まる」使い方。「ドア」と言えば、話し手にとっても聞き手にとっても「一つに決まる」状況で the が使われている。

 

あそこのペンギンを見てごらん。

アメリカ合衆国

ヤマダさん一家

→「the + 複数名詞」は一つに決まるようなグループ、つまり特定のグループ全体を表す。

ABOUT ME
Noriko
名古屋BEGビジネス英会話ジム、代表兼パーソナルトレーナー。 高校で挫折した英語を社会人でやり直し、アメリカのアリゾナ州フェニックスにある企業で働く。ホームシックになりながらも勤め上げる。 帰国後は名古屋で海外営業、輸出入関連業務、海外人材教育などに携わった後に英語講師へ。 海外営業時代は英語で様々な国の顧客とやり取りし、交渉し、コミュニケーションを取り営業をおこない、「Norikoがそう言うなら信じるよ!」と言われるほどの信頼関係を築く。 英語の勉強が続けられない…という生徒さんたちの悩みを受けて「強制的に英語を継続させる」英会話パーソナルトレーナーに進化しました。 アメリカ大好きすぎて北米大陸を3ヶ月かけて横断(往復)したこともアリ。若かった…。
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