ラジオ英会話 2023年1月号~各放送回のまとめ

【ラジオ英会話】Lesson 186 人々一般を表す – January 9 Monday, 2023

January 9 Monday, 2023
Lesson 186 人々一般を表す

Words & Phrases

Mr. Smith, what are you listening to (    )?

**symphony:
Brahms Third Symphony.

**performance:
**Vienna Philharmonic:
This is a new performance by the Vienna Philharmonic.

Have you ever been to Vienna? – No, I’ve never been to Austria.

**of all people:
**once:
You of all people should go. You only live once.

I’ve wanted to go for a long time.

**sure:
**had better:
I’m not sure, you’d better check.

 

Grammar & Vocabulary

① You really like that symphony, don’t you?

付加疑問文
軽い疑問や念押しで使われる。

肯定文なら否定疑問を、否定文なら高低疑問を文末に加える。

You really like that symphony. は肯定文であるので文末に否定疑問の「, don’t you?」を加えている。

もし、
You don’t like that symphony. なら、

You don’t like that symphony, do you? となる。

肯定・否定を入れ替えるのは相手に選ばせるため。「その交響曲が本当に好きなのですね、それともそうじゃないの?」と逆の選択肢を与えることで確認を求める気持ち。

 

Have you ever been to Vienna?

経験を尋ねる現在完了形の疑問文
現在完了形のイメージは「(今に)迫ってくる」。この形が「経験」も表す。なぜなら、私たちが経験を語るときには、過去の出来事を今の出来事として「ひきつけて」いるため。

その動きが現在完了形のイメージと重なる。

この文は ever(いつのことでもいいのですが)を加えて経験を尋ねていることを明瞭に表している。

 

Key Sentence & Feel English

You only live once.

この文の you は、話し相手を表す you ではない。「人々一般」を最も広範囲に示す気軽な表現。

つまり「人は一度しか生きない」ということ。

you だからといって話し相手を含まないわけではないが、話し手を含めた「人々一般」を意味する。

同様に、広範囲に「人々」を表す表現には one がある。

One should eat to live, not live to eat.

one は、高尚な印象を与えるため会話では避けられる傾向がある。

 

人々一般を表すその他の表現

They say life begins at 60.

→ they には、近隣の人々や世間一般などのボンヤリとしたグループが意識されている。

They say ~ は「~と言われている」と世間に流布した内容を紹介する決まり文句。

They raised the income tax again.

のように、警察や政府など公的な組織をボンヤリと意味することもある。

 

People tend to believe stereotypes.

→ people(人々)は、話し手・聞き手を含まない表現。「人々」を遠目で観察している雰囲気がある。

**tend to ~:

 

Do we need a visa to go there?

→ we は話し手を含む特定のグループを意識させる単語。ダイアログでも、

A: Do we need a visa to go there?

B: I’m not sure, you’d better check.

と、2人を含む国籍・立場などのグループが意識されている。

we は仲間意識につながることもある。

We believe that punctuality is very important.

**punctuality:

と遅刻した部下に言う上司は、単に叱責しているのではなく相手の仲間意識・会社への帰属意識に訴えている。

 

Practice

C: OK guys. It’s practice time again!

Today we’re going to look at various ways to express the meaning of “people in general.”

Of course, you can use “people” but you can also use “you” or “we” or “they” for example.

So let’s practice. Here we go.

(They say life begins at 60.)

So “people in general,” right?

……

R: Next example.

(People tend to believe stereotypes.)

This one is pretty straightforward, right? We’re using the word “people” to describe people.

……

C: OK, one more.

(Do we need a visa to go there?)

It’s speaking about a particular group of people, for example, Japanese people to go to England, for example. That kind of “we.”

So once more.

……

R: Chris, do we think our listeners did very well this time?

C: Do you mean “me and you”?

R: I do.

C: OK. They did great!

 

Expression in Action

①あまりたくさんジャンクフードを食べるべきではありません。

②1日1個のリンゴを食べれば医者はいらないと言われますね。
**away:

③人はとかく隣の芝は青いと考えがちです。
**grass:


January 9 Monday, 2023
Lesson 186 人々一般を表す
(日本語訳・解説付き)

Words & Phrases

Mr. Smith, what are you listening to (    )?
スミス先生、何を聞いているのですか?

※wh疑問文です。What がターゲットとしているのは、listening to (    ) の後ろ空所です。その空所を尋ねています。

 

**symphony: 交響曲
Brahms Third Symphony.
ブラームスの交響曲第3番

 

**performance: 演奏
**Vienna Philharmonic: ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(ウィーンフィル)

This is a new performance by the Vienna Philharmonic.
これはウィーンフィルの新しい演奏です。

 

Have you ever been to Vienna? – No, I’ve never been to Austria.
あなたはこれまでウィーンに行ったことがありますか? – いいえ、オーストリアには一度も行ったことがありません。

※ never は経験を否定しています。I never been to ~ は丸ごと覚えてください!よく使いますよね。

 

**of all people: すべての人々の中で
**once: 一度

You of all people should go. You only live once.
あなたこそ行くべきです。人生は一度きりです。

※ You of all people は「全ての人々の中であなたが=あなたこそが」と「あなた」に強い焦点を当てる言い方です。

※ You only live once. は YOLO と略されてSNSなどでも使われています!

 

I’ve wanted to go for a long time.
私は長い間ずっと行きたいです=これまでずっと行きたいと思っていました。

※I’ve wanted to ~ は現在完了の「継続」ですね!「長い期間~していた」です。

 

**sure: 確信して、確かで
**had better: ~した方が身のためだ、~しないと困ったことになる

I’m not sure, you’d better check.
私は確信していません、チェックした方がいいです=分からないけど、調べてみた方がいいですね。

※ You’d better = You had better ~ は切迫感のある言い方です。better の後ろは動詞原形です!

 

Grammar & Vocabulary

① You really like that symphony, don’t you?
あなたはその交響曲が本当に好きなのですね?

付加疑問文
軽い疑問や念押しで使われる。

肯定文なら否定疑問を、否定文なら高低疑問を文末に加える。

You really like that symphony. は肯定文であるので文末に否定疑問の「, don’t you?」を加えている。

もし、
You don’t like that symphony. なら、

You don’t like that symphony, do you? となる。
あなたはその交響曲が嫌いなんですよね?

肯定・否定を入れ替えるのは相手に選ばせるため。「その交響曲が本当に好きなのですね、それともそうじゃないの?」と逆の選択肢を与えることで確認を求める気持ち。

 

Have you ever been to Vienna?
あなたはこれまでウィーンに行ったことがありますか?

経験を尋ねる現在完了形の疑問文
現在完了形のイメージは「(今に)迫ってくる」。この形が「経験」も表す。なぜなら、私たちが経験を語るときには、過去の出来事を今の出来事として「ひきつけて」いるため。

その動きが現在完了形のイメージと重なる。

この文は ever(いつのことでもいいのですが)を加えて経験を尋ねていることを明瞭に表している。

 

Key Sentence & Feel English

You only live once.
人生は一度きりです。

この文の you は、話し相手を表す you ではない。「人々一般」を最も広範囲に示す気軽な表現。

つまり「人は一度しか生きない」ということ。

you だからといって話し相手を含まないわけではないが、話し手を含めた「人々一般」を意味する。

同様に、広範囲に「人々」を表す表現には one がある。

One should eat to live, not live to eat.
生きるために食べるべきで、食べるために生きるべきではない。

one は、高尚な印象を与えるため会話では避けられる傾向がある。

 

人々一般を表すその他の表現

They say life begins at 60.
人生は60歳で始まると言われます。

→ they には、近隣の人々や世間一般などのボンヤリとしたグループが意識されている。

They say ~ は「~と言われている」と世間に流布した内容を紹介する決まり文句。

They raised the income tax again.
また所得税が上がったよ。

のように、警察や政府など公的な組織をボンヤリと意味することもある。

 

People tend to believe stereotypes.
人はステレオタイプを信じるものです。

→ people(人々)は、話し手・聞き手を含まない表現。「人々」を遠目で観察している雰囲気がある。

**tend to ~: ~しがちである、~する傾向がある

 

Do we need a visa to go there?
そこに行くのにビザが必要でしょうか?

→ we は話し手を含む特定のグループを意識させる単語。ダイアログでも、

A: Do we need a visa to go there?
そこに行くのにビザが必要でしょうか?

B: I’m not sure, you’d better check.
分からないけど、調べてみた方がいいですね。

と、2人を含む国籍・立場などのグループが意識されている。

we は仲間意識につながることもある。

We believe that punctuality is very important.
時間厳守はとても重要だと私たちは考えています。

**punctuality: 時間厳守

と遅刻した部下に言う上司は、単に叱責しているのではなく相手の仲間意識・会社への帰属意識に訴えている。

 

Practice

C: OK guys. It’s practice time again!

Today we’re going to look at various ways to express the meaning of “people in general.”

Of course, you can use “people” but you can also use “you” or “we” or “they” for example.

So let’s practice. Here we go.

(They say life begins at 60.)

So “people in general,” right?

……

R: Next example.

(People tend to believe stereotypes.)

This one is pretty straightforward, right? We’re using the word “people” to describe people.

……

C: OK, one more.

(Do we need a visa to go there?)

It’s speaking about a particular group of people, for example, Japanese people to go to England, for example. That kind of “we.”

So once more.

……

R: Chris, do we think our listeners did very well this time?

C: Do you mean “me and you”?

R: I do.

C: OK. They did great!

 

Expression in Action

①あまりたくさんジャンクフードを食べるべきではありません。
You shouldn’t eat too much junk food.

※ food(食べ物)は数えることができない不可算名詞。なので many(数が多い)ではなく much(量が多い)を使います!

 

②1日1個のリンゴを食べれば医者はいらないと言われますね。
They say that an apple a day keeps the doctor away.
**away: (遠く)離れて

※ keeps 以下は目的語説明型(SVOC)です。「the doctor = away という状態に保つ [keeps])ということ。

 

③人はとかく隣の芝は青いと考えがちです。
People often think the grass is greener on the other side.

**grass: 芝生、草

※ the other は「2つのうちのもう一つ」

ラジオ英会話2022年度1月号
【ラジオ英会話】Lesson 183 other のバリエーション - December 28 Wednesday, 2022December 28 Wednesday, 2022 Lesson 183 other のバリエーション ☆Opening ...

newyearEnglish01


January 9 Monday, 2023
Lesson 186 人々一般を表す
(日本語→英語バージョン)

Words & Phrases

スミス先生、何を聞いているのですか?

**交響曲:
ブラームスの交響曲第3番

 

**演奏:
**ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(ウィーンフィル):
これはウィーンフィルの新しい演奏です。

あなたはこれまでウィーンに行ったことがありますか? – いいえ、オーストリアには一度も行ったことがありません。

 

**すべての人々の中で:
**一度:
あなたこそ行くべきです。人生は一度きりです。

※ 「全ての人々の中であなたが=あなたこそが」と「あなた」に強い焦点を当てる言い方です。

 

私は長い間ずっと行きたいです=これまでずっと行きたいと思っていました。

**確信して、確かで:
**~した方が身のためだ、~しないと困ったことになる:
私は確信していません、チェックした方がいいです=分からないけど、調べてみた方がいいですね。

 

人々一般を表すその他の表現

人生は60歳で始まると言われます。

→ they には、近隣の人々や世間一般などのボンヤリとしたグループが意識されている。

They say ~ は「~と言われている」と世間に流布した内容を紹介する決まり文句。

また所得税が上がったよ。

のように、警察や政府など公的な組織をボンヤリと意味することもある。

 

人はステレオタイプを信じるものです。

→ people(人々)は、話し手・聞き手を含まない表現。「人々」を遠目で観察している雰囲気がある。

**~しがちである、~する傾向がある:

 

そこに行くのにビザが必要でしょうか?

→ we は話し手を含む特定のグループを意識させる単語。ダイアログでも、

A: そこに行くのにビザが必要でしょうか?

B: 分からないけど、調べてみた方がいいですね。

と、2人を含む国籍・立場などのグループが意識されている。

we は仲間意識につながることもある。

時間厳守はとても重要だと私たちは考えています。

**時間厳守:

と遅刻した部下に言う上司は、単に叱責しているのではなく相手の仲間意識・会社への帰属意識に訴えている。

ABOUT ME
Noriko
名古屋BEGビジネス英会話ジム、代表兼パーソナルトレーナー。 高校で挫折した英語を社会人でやり直し、アメリカのアリゾナ州フェニックスにある企業で働く。ホームシックになりながらも勤め上げる。 帰国後は名古屋で海外営業、輸出入関連業務、海外人材教育などに携わった後に英語講師へ。 海外営業時代は英語で様々な国の顧客とやり取りし、交渉し、コミュニケーションを取り営業をおこない、「Norikoがそう言うなら信じるよ!」と言われるほどの信頼関係を築く。 英語の勉強が続けられない…という生徒さんたちの悩みを受けて「強制的に英語を継続させる」英会話パーソナルトレーナーに進化しました。 アメリカ大好きすぎて北米大陸を3ヶ月かけて横断(往復)したこともアリ。若かった…。
こんな記事もおすすめ